初日の客寄せパンダさんのデビィ夫人、まぁ色々とお付きの方々が多いこと。
二日目はどなたか知らないけど、別の芸能人が。
こっちはメチャクチャ忙しくて。

メーカーって志が低いなっていうのが改めて感じたわって。
某ガラスメーカーさんも初出展で、悩み悩んだと。
芸術品を作っていらっしゃるので、来年、300万、500万にしちゃおう!ってお伝えしました。
そしたら「え、いいの?」
世の中、現代アートでバナナをダクトテープで貼ったのが数億円よ!
9億円だった!wwwwww

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024112100702&g=int

最後は食べられたのね!

「今の価格ですぐ買い求めると思いますか?」
「いいえ」

「100万だろうが500万だろうが買う人は買います」
「え?」

「フェラーリやロールス・ロイスの価格ってご存知ですか?」
「いいえ」

1927年式 RR Phatom 1



「でしょうね。だからその価格が妥当と思われるのです。メーカってそういうもんです。私もいたので。他の骨瓶のメーカーをご覧になりましたか?」
「いいえ」

「ぜひ見てください。数百万のもあります。フェラーリは中古のほうが高いんです。今すぐにほしいというお方の需要があるからです。新車は3年待ちです。」
「へ~」

「ロールス・ロイスの中古、とくにクラシックカーは1000万といえば1000万、300万と言えば300万、2億といえば2億になります。私、扱ってきたので。」(これホントの話)。
全員、すでに目が点になっています。

「御社、その価格が最高峰になってしまうんです。それ以上のものが作れなくなります、しかも技術力や想像力があっても、己の価値観でそこで頭打ちします。」
「うち、一般家庭に入るものしか扱っていないから、わからないんです。そこから脱却できないんです。」

「そもそも、手作り且つ有名な先生がお描きになった傑作品ですよね?唯一無二のワンオフですよね?」
「はい、そうです」

「来年はデザインを変えて300万と500万にしてショールームに飾ってください。そこがステータスです。売れる、売れないのではありません。私はピアジェの東京湾クルーズの船上イベントで2億の腕時計を巻いたことがあります。下船するまでに売れてました。なぜハリー・ウィンストンのダイヤの値段が高いかご存知ないでしょう。理由があります。香蘭社さんをご存知ですよね、銀座のショールームがあるところ」
「はい」

「あそこに軽く200万を超える陶器の骨壺があります。今回は香蘭社さんご出展なさっていませんけど、あそこに行くと見れます。これだけのものを作れるよというステータスなんです。御社にもその技量と職人魂、日本一の◯◯メーカーでプライドはお有りでしょうから、ぜひ。」

「そうそう、私、いつかは言ってやろうと思った会社さんがあるんです。矢崎総業さんです。あそこは「当社は何でもできます。AI事業始めました」とか言ってました。実は、あそこは世界一のワイヤーハーネスを作っている会社です。あの会社がないと今の日本どころか各国の車は走りません。そういうところです。彼らはそれを知っています。それを伝えました。なぜそういう風に世間にお伝えしないのでしょうかと伺いました。」
「へ~」

「彼らは「世間がワイヤーハーネスを知らないんです」って現場で答えました。マーケターの仕事は世間を教育することも業務の一つです。それを怠っているんです。メーカーだから、その発想が失われつつあります。御社にはそうなってほしくない。私も御社の商品を毎日愛用しているからです。」
「ありがとうございます」

どこまでご理解されたかはわかりませんが、来週にでも色々とフォローしてみようかと。