この本を読んでいただきたい。
これは私が敬愛する中央大学の田口教授が書かれた本です。
すごく共感するんです。

この本は田口先生からいただきました!
AIは人類を上回る知能を持つか?
Claude 3.7 Sonnet が3.5から比べると劇的に進歩しました。
Singularity(技術的特異点)が来るのが10年以内とソフトバンクの孫さんはいう。
何れ、このAGI (Artificial General Intelligence) というのは実現するだろう。
しかし、私が思うには条件付きだと感じます。
今でもこの人工「知能」というのは世の中にあるデータをかき集めて(ビッグデータも含む)つなぎ合わせているだけだ。
これが悪いと言っているのではない。
私も日々活用している。
いや、活用しない日は今はもうない。
毎日、何かと活用しているし、恩恵を受けている。
ここで田口先生は「知能」のお話をしています。
物理学者から見た知能というのは何か。
私も1985年からPrologやLISPを使ってAIを自分なりにプログラミング言語を学ぶために研究していた。
最終的にたどり着いたのが今のニューラルネットワーク、深層学習から成り立つLLM(大規模言語モデル)で言葉と言葉をつなぐものであった。
つまり「トークン」(言葉)をつなぐものであった。

え?葬儀屋さんがなぜそんなものを勉強していたの?っていうのは置いといて・・・
AI vs 人間の知恵
私が非常に気になっているのは「存在しないデータは作れない」という今の現実です。
以前にもここで紹介した投稿で00:23を表す時計を作ってと。
そのままではChatGPTは作れません。
その画像が世の中に存在しないから。
すべて10:08を表すアナログ時計を表示させます。
もちろん、AIにてPythoコードで作らせたらできますが、これはSVGフォーマットのグラフィックスであり、写真(フォト)クオリティではないわけです。https://note.com/embed/notes/n11e5e4523e12
田口先生がコメントの中でPythonコードを提供してくれています!
Anthropicの公式資料
Claude 3.7 Sonnetになって最高の推論ができるとのことです。
DeepSeekに対抗するために専門的なリサーチや創作が可能jらしいです。
しかし、それでも今も今後も人間には追いつかないのではと。
一番の課題は、今のLLMにはデータカットオフデートがあるので、リアルタイムはともかく、本当に普通に使えるか不明。
ちなみに、これは昨日(3月26日)Claude 3.5に3.7と比べてほしいと書いたら・・・
まだ存在しないらしいw
内部統制取れていないのは、データカットオフデートが厳しすぎるからだろう。まぁ、ChatGPTに石破茂氏は誰と同時に日本の総理大臣は誰と聞いて、相反する答えが返ってくるのと一緒なんですが・・・

知識が組み合わせて創作するものが知恵ではないかと私は思っています。
LLMは多くのデータを保有して、内部で繋いでいます。
その組み合わせを「知恵」として提供しているとまでは、まだ私は言い切れないです。
なぜなら、推論ではなく知恵は存在しないものを生み出す力だからです。
今のLLMにはそれができない。
知識をためたからと言って、今後もできないのではと。
ある方法を除いて。
その方法は動物(人間)の脳を移植(人造人間ハカイダーを作るような)。
倫理的問題があるなら、猿でなくても、ネズミでもいいのかと(ここは、頭脳に限界が近すぎるかも)。
葬儀の現場の視点から
お葬式の中身はかなりブラックボックスです。
「明朗会計」とか言いながら私からしたら全く明朗ではない。
なぜならば「中身の意味」がわからないからです。
なぜその料金が発生しているのか。
それは何に充当するのか。
記載することで「明朗」っていう葬儀業界の悪習です。
だから、ユニクエストの「小さなお葬式」が生まれるわけです。
問題は、それだけではなく、お葬式というのは地場産業と何度も私は申し上げております。
つまり所変われば品変わる
隣の村とうちの村のしきたりは違うねん!っていうのがあります。
お焼香の順番もですが、お寺さんに挨拶へいく順番ですら。
元妻の実家の父(私には義父)の葬儀のとき、豊中でやりました。
お寺さんは寝屋川からでした。
大坂城(Googleは「阪」を使っている)を中心に淀川が通っていて、
その内側か外側にいるかで挨拶へいくタイミングが違うらしい。
住職が式場に来られたから、喪主である元義弟を連れて挨拶に行こうとしたら大阪の葬儀屋さんに「和田さん、ストップ!」って止められました。
「ここ(淀川の内側)では、アカンねん!葬儀が終わってから挨拶行くんや。今、行ったら失礼に当たる。お寺さんは理解してはるから大丈夫や」って教えてくれました。

実際、内外ではなく、昔の環状線だと思う。
そこで、大阪のお寺さんなら、葬儀の前なのか後なのかの風習を知っているはず。
また方言と同様に神戸とかに行ってしまったら違う文化圏ですから。
Claude 3.5に関西の方言と葬送文化の違いを追求をしてみたの見ていただきたいです。
https://claude.ai/share/48628642-723a-4196-a87e-e5e062fcc360
方言は暗号みたいなもの
だから関西でも、「大阪弁」「京都弁」をはじめとし、「神戸弁」「河内弁」「和歌山弁」などで別れる文化圏が存在している理由だろうと。
AIはそういう情報は持っていない。
それは公になっていないから。
すべて口伝えの世界が葬送文化であった。
冠婚葬祭はそれがゆえにケンカになったりもします。
神奈川県ですらそうです。
お寺さんのしきたりとか、その寺でのしきたりとかもあります。
同じ宗派であっても、色々と違うところがあるでしょう。
だからこそ、寺どおし対立があったりも。
お寺は武家屋敷の隠れ蓑でもあった時代がありましたけど。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教だって同様です。
だが、言い伝えではなく、かなり文章に残っている(残している)ものがあるから情報が多いのでしょう。
もちろん、持論ですが日本の場合は文書ではあまり残さずに「空気読め」というのが主流すぎるのだろうと。
つまり、あまりにも方言にもよる文化の違いで対立が起きて(南部藩と津軽藩みたいな🤣)密偵とかも避けるためにきつい方言があり、文字で残されているものが少ないのかなって。
葬送文化の理解度
その中でAIが各お寺の情報や宗派の違い、お葬式文化の違いを理解できるかというと、そうではない。
多分不可能だろうと。
そこは、そこに暮らしている人しか理解できない文化がある。
どこまでAIが賢くなるか、またはただの言葉のつなぎ合わせだけなのか。
ネットに存在しないデータから結論を導くことはできるのか?
ヒエログリフを読ませるのとは大違いである。
こういうのはAIが優れているだろう。

AIでこいつを読みませるほうがずっと日本の宗教と葬送文化を理解させるより楽だろう。
つまり、どこまで行っても、AIは人間並みの「インスピレーションによりゼロから生み出す」知恵を持つことはかなり難題で、もっと先だろうと。
まだ結論を出すのは早いけど、50年くらいしたらものすごいものができるだろうなって。
それこそ、本当に人類の知識を網羅したスーパーブレインができて、無限のパワーを発揮する(無限にエネルギーも使うw)ものが出来るだろうな。
そのとき、もっと効率よく宇宙へ行けるものも開発されているかと思う。
しかし、Countach LP400ができて51年は経っている・・・
車はそこまで変わっていない(どうあがいても、「道路」という規制があるから)。
しかし、AI開発にはそれがない。
あるとしたら予算だけだ。
お葬式の世界は戦後からほとんど変わっていない。
死生観というのはその国、その地域に根付いているものだけど、それがデータとして残されているとかは別問題なわけです。
ゆえに本当の意味の葬送文化は消えてしまうのかもん。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。