バーチャルって嫌う人が一定数います。

それは、人間味が感じないからだというのもありますが、
本当の理由は気持ちが悪いだけでなく、
多くの場合、自分の仕事が奪われるからではないでしょうか?

とくに映画やテレビの俳優たちの間で。
OpenAI社がスカーレット・ヨハンソンさんに声を使いたいと打診されたあとに拒否られて、その後、OpenAIが発表した合成音声ではご本人の声に似ていて訴訟を受けました。
そう、アイデンティティだからです。
ちなみに、私は大好きなStevie Nicksの声は騒音の中でも聞き分けられるくらい敏感なんです(笑)

さて、今回は葬儀の現場でバーチャル司会者やタレントが出てきたらどう思われるでしょうか?

ちなみに、私のこの500件以上の投稿の中で人気 No. 2が:「AIアイドルは終活に使えるか?」です
ここでは「必要か」になっていますが、私の見解は「必要」です。


コロナ禍において、オンライン葬儀が普及するかと思いましたが、現実は厳しかったです。
なぜなら、お客さまたちは、「おカネ払うならイラネ」という判断でした。

6月のフューネラルビジネスフェアにてアルファクラブ武蔵野が「どうぶつの森」に似たセカンドライフもどきのバーチャル法要を展示しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000070704.html

実は、葬儀社も本当はやりたくないと思っている会社もあるかと思います。
とくに小さい葬儀社で人件費とコストがかかるのと、回収の見込みが見えないからです。

バーチャル葬儀を配信するには、カメラを操作するカメラマン(キャメラマン)とリアルタイムで映像を切り替えたりするディレクター(監督)が必要です。
私みたいに、プロレベルで一人で音声、カメラ、スイッチング、そして配信までできる人はきっと200人に一人。
アマチュアレベルなら10人に一人とかいるかと思います。
すべての映像をバックアップを取りながら(ミス防止のため)に切り替えたりするのは至難の業です。

しかも、お葬式というTake 2ができない場面では失敗は許されません。


バーチャルタレントというのは昨日、今日に始まったことではありません。

伊藤園が2023年9月にバーチャルタレントを活用してCMを打ちました。
その後に野村ホールディングスも同様に。

タレントを起用するエージェンシーとしては賛否両論かと思います。
だが反対するのはタレントさんたちです。
自分たちを起用しないで、AIコンピュータグラフィックスが利用されるわけですから。

葬儀の世界でもバーチャル化は今後、現れてくるかと思います。

既に当社ではバーチャル墓地を販売しています。

「未来へ続く追悼の形、新ネット技術で永遠の想いを」

オンライン追悼と手元供養の未来 – 有限会社ワイ・イー・ワイ人生100年時代における「追悼」と「供養」の新しい形 人生100年時代と言われる今、健康寿命やQoL(生活の質yey.co.jp

オンライン供養で、現在多くの方々から引き合いがございます。
霊園、石材店、寺院、そして葬儀社。

NEW-NETGRAVEWEB3ブロックチェーン墓の簡易版new-netgrave-y99a4a0.gamma.site


今年、GW前にJETB社さんと打ち合わせをしました。
ここは滝川クリステルさんを起用してバーチャル受付などを使っています。
葬儀業界では、受付はなるべく人のほうがいいのは決まっています。

JetB株式会社(ジェットビー)|Web運営の新たなカタチを提供するJetBはWeb制作・AI SaaS開発・企業向けAI活用研修・Web制作マッチングサイトの運営などを行う東京都新宿区の会jetb.co.jp

だが、現場はそうではないのです。
下手な司会者よりもモニター越しのバーチャル司会者のほうがずっといい場合があります。

私は映像配信でOBSの機能をこの Elgato Stream Deck に連動させて、モニターの切り替え、音声ON/OFF、シーンの切り替えなどを医療しています。

Stream DeckStream Deckはアプリとプラットフォームをコントロールするための完全にカスタム可能な15個のLCDキーを搭載していwww.elgato.com

まして、現在の生成AIは非常に進歩が早くて知らぬ間にアップデートされていたりバグが取り除かれていたりしています。
もちろん、ハルシネーションはありますが、これは昨日の投稿を読んでいただければわかります。

https://note.com/yeyshonan/n/nc2735888c831

音声合成はだいぶ人間らしくなっています。
もちろん、変なイントネーションとかやいい間違えはあります。
それは簡単に修正できます。
それぞれの場面において、ボタン一つで「ご導師入場」「本日、お努めいただくご導師は◯◯宗△△寺のご導師です。御式辞よろしくお願い申し上げます」っていう感じにそこだけ毎回作っておけばいいわけです。
あとは、指名焼香しなければ「喪主、ご焼香をお願いいたします」とかで済むわけです。
まぁ、お名前を事務所で入力して送信すればOKなわけです。

あとはド素人の担当者がボタンを押すだけ。
問題は焼香のタイミングを見極める。
これは先輩葬儀ディレクターが教えればいいわけです。

一番の問題はAIを利用していて、セキュリティなくらいです。
生成AIのランニングコストは数年前に比べたら1/1000くらいに落ちてます。
特に推論に関しては確実にそれくらいコストが下がっています。

今は映像はRunway、WAN2.5、VEO3などを使って簡単に作れる時代です。
遺影も動くものにできる時代です。
Nano Bananaを利用して服装を変えることも。
つまり簡単に礼服にすることが可能なわけです!

司会者も含む、AI活用をもっと考えてみませんか?