10年以上も続いた家族の争いの怨念を片付けた。

約6年前に実家から離れて、退職金、株の買い取りで得たおカネは怨念があったので、一部でもどこかへ寄付して厄払いをしろと言われた。
確かに怨念がずっと憑き纏っていた。

12/1の金曜日に実家との争いで得たその怨念を片付けることが出来た。

おカネそのモノには善悪はない。
おカネはおカネであって、良いも悪いも存在しなく、その使い方だけである。
しかし、私の得た金額の一部を誰かのために使いたいと思い、それを見届けたかった。


その使い道が、私が18年間所属していた公益社団法人になった日本外国特派員協会、通称「外国人記者クラブ」だった。

ここは、私が入会したときに、入会するにはウェイティングリストがあって、すぐは入れなかった。
しかし、その後に震災があったり、日本が情報発信の中心ではなくなり、欧米のメディアもどんどん先細り、記者を自社社員ではなくフリーランスに仕向けたり、景気もどんどん悪くなったところ、紛争、コロナなどで2200人以上もいた会員が今では1300くらいまで落ち込んだ。

当時の有楽町電気ビルヂングにいたころは使い勝手もよかったが「雑居ビル」で、大家の三菱地所が取り壊すからテナントは出ていけと。その代わりに二重橋に建て替えているビルへ移動。
そこには、現在、東京會舘や東京商工会議所なども入っている。
一緒に移転したデロイトトーマツなんかも別のフロアに。
オマケに品川駅港南口のビル群の中に入っていた三菱重工まで引っ越してきた。

家賃は数倍に膨れ上がったので今の会員数では持続性がなくなってしまったのは言うまでもない。
更に公益社団法で同じ社内(内部)でレストラン(飲食)を経営することもできなくなって、外注する羽目になり、どんどん財務状況が悪くなる一方の現状だ。


そのおカネの使い道がFCCJでイベントを行い、みんなで楽しんでもらい記者クラブの活性化に使うことであったのが金曜日のイベントであった。

鏡開きの一瞬

寄付したのが2017年で、その使い道をどうするかを検討していました。
特定財源にしたけど、どういうイベントをするかで具体的に決まったのが2018年でずっと企画していました。そして2020年が75周年記念で、ここに向けてイベントをやりたいよねと。

だが、2019年には中国で変な病気が流行しだして、COVID-19って名付けられ世界がどんどん閉鎖的になってきました。
そしてアジア人であるだけで迫害を受けるときも欧米で多発。

2020年は世界的にロックダウンが始まり、渡航禁止。
どんどん人々は日本を訪れなくなり(ありがたいときもあったが、「自粛警察」も過激になった)、記者会見なども難しくなり、オンライン化が進んだ。

ここで、一気に好転したのがZoomだった。
逆にSkypeは萎んだ。
CISCOなんかも残念だったが(zoomの出身は元CISCO社員)、もっと残念だったのは日本のV Cube社だった。


こういうウィルスってのは変異を繰り返すとどんどん毒性が弱まる傾向があるみたいだ。
そして、2021年に一度はロックダウン解除がはじまって、私もFCCJで9月末のロックダウン解除数日前に出版会見を行えた。

「死神と呼ばれた男」
https://www.youtube.com/watch?v=TmRy_i9k9D8

そんなことで、やっと今年に入ってから、どうしたいか検討しはじめた。
2023年は78周年だ。
M78星雲、ウルトラの星があるところか?(笑)

更に色々とクラブ内で処理するものがあったり、在庫処分するものもあった。
それなら、それをぜんぶこの寄付金予算で出してしまおう!って

お料理をどうするか・・・

実は、10月1日からレストラン事業を請け負っていた会社が変わった。
実際、6月から、前の会社があまりにも酷くて辞めていただいて、残ったメンバーでやりくりしていた。
東京駅グランスで寿司屋を展開していて、FCCJマスコミ寿司を経営していた荒磯(あらそ)さんも退いた。

週替りの「コレスポンデンス(特派員)ランチ」

今回は経営も含めてものすごく綱渡り状態であった。
何しろ、引き継いだ会社、ANAケータリング社もこういう事業をやったことがなかった。
飛行機の食事はコンベヤーベルト式だし、B2Bであるので、Cのことは全く意識していない会社だからだ。
C側はそっちで見てねって・・・


しかし、ここは交渉次第でやるしかない。
委員会なんかありゃしない(実際「エンターテインメント委員会」があるがそこの名前を利用しただけ)ので、私、前会長のカクチさんとスタッフの小林さんだけで進めるしかない。
もちろん、会長にも入ってもらうけど、どう足並みを揃えていいのかが分からなかった。

結果オーライ、すべてがオーライ

二転三転と内容が変わったり、会長とのやり取りを拒みはじめた。
最終的に会長が面白くしてくれたのでよかったのは言うまでもない。

先週、会長が「インスタ用のポップアップフレームを誰か作ってくれないか?」って

作れないことはないけど、みんな忙しい。
そしてどうやって運び込むのかが課題だった。
確かに面白い!
イベントで盛り上がるよね!

Before
After

ダイソーへ行って材料を買ってこよう!
ちょうどクリスマスシーズンだからお飾りがたくさん売っていた!\(^o^)/
機転を効かせて、色々と考えた。


三陸アーカイブ減災センター 理事長の秋山さんよりご提供

各国の大使館から約30名近く、政治家、大物記者、経営者などが多く参加した。
加藤吉平商店(梵)の加藤会長から日本酒をたくさんご寄付いただいた。
全日空からペアでビジネスクラス成田ーホノルル往復チケットまで提供いただいた。
もう盛大なパーティであって、外からみたら大成功だった。

内部ではやるおとがまだたくさんあったけど、お食事もすごく好評だった。
ANAケータリングさんが腕を振る舞ってくれた。
みんなローストビーフが美味しかったと(自分は食べれなかった)。


私は当日、お昼すぎからずっといて、上にあるインスタ用のポップアップフレームを飾ったり、司会者との打ち合わせ、奏者(外山喜雄とデキシーセインツ)さんたちの受け入れなど。

まさかずっと走り回っているとは思わなかったので食事を取ることがまったくできなかったのですが、お酒だけは喉を潤すために、ワインを一気飲みしながら接待。

しかも私の関係者が240名のうち(大使館とかゲストを除外して210くらい)の36名・・・

参加者へは景品は差し上げましたが、クジはおカネを払ったひとたちのみで、約5人に1人は私の関係者でクジが当たる確率もそれくらいあった(笑)

弁護士の武内先生からご提供

書きたいことはたくさんあるけど、支離滅裂になってきたので、ここで終わりにします。
やっとクラブに寄付したおカネを動かし、見届けることができて、落ち着きました。