家族が集まる場所が、最後までやさしい場所でありますように
たぶん、これは家族を持つとそう願う言葉かも知れない
「死に方改革®」研究者及びあの世への「旅のデザイナー®」の和田です
日本はお家制度があり、お墓は「個人」ではなく「家族」が中心である。
ゆえに「◯◯家 先祖代々の墓」がある。
もちろん、著名人にもなればその人だけのお墓を建てることもあるが、明治時代に入ってからお墓は家族でシェアする場所である。
それを考えると、150年くらいの話であり、そんな昔のことではない。

土葬時代もたびたびあり、「個人」の墓であった。
土饅頭は墓である。
家族墓の問題は誰が入っているのかわからなくなることが多い。
墓石にきちんと刻まれていることもあるが、多くがそうでもない。

騒ぎを起こしたの誰だ?
この10年くらいでこれから訪れる多死社会において墓地が足らなくなると供養産業は大騒ぎをしていた。
騒ぎを起こした張本人を探すのは野暮
犯人探しをしても意味がない。
それ以前に、本当に墓地不足なのか?
実は、そうであり、そうでない。
当時のままでいけば、確かに足らなくなる。
まして、今は年間160万人近くが亡くなる時代だから。
お墓って何なのか?
単純にいうと、物理的に亡くなった人を埋める場所である。
火葬文化で、日本は遺骨(焼骨)を納めるところになった。
しかも、だいぶ昔は骨瓶ごと入れずに、
骨だけを穴に入れていた時代もあった。
そういうお墓は「カロート」(骨瓶を入れる場所)がなく、
直接「土中」であったりした。
そういうお墓の改葬(お墓を移動)するとき、遺骨を「略式」として、
部分的に溶けてしまった骨と一緒にそこの土を袋に納めて
次のところへ移動していた。
お墓というのは亡くなった人を供養するためにある慰霊碑である。
そして、人が集まって、その故人を惜しむ場である。
散骨した人は
近年の日本では「葬送自由の会」が墓地埋葬法の「埋葬」の定義の盲点を突いて「土をかけなければいいんだろ」ということで1990年代から海洋散骨をはじめたのがきっかけであった。
実際、散骨そのものは奈良時代からやっていた。
ちなみに、花咲かじいさんがポチの遺骨を撒いたのも散骨である
近年で「海洋散骨」をした方々の墓標は?というと「海」そのものである。
「海のどこがお墓?」と不思議がる人たちもいます。
もちろん、今、海洋散骨の会社は船の上にGPSがあるので緯度経度を測定して「散骨証明書」に記載してお渡ししています。
手を合わせるところが、海の何かに向かってというのもあります。
漠然に海に向かってではなく、特定の方向へ向かって。
散骨業者は目印とか教えてくれます。
または出港した港をベースに考えるところもあります。

お墓というのは、自分の代で終わらせたい
終わらせるにはどうしたらいいのか?
永代供養とかあるが、それでおしまいなのか?
さまざまな疑問が上がってきます
永代供養は「供養費」だけではないことが知られていない
もちろん、すべて合算しているところもある
だが、墓地そのものに管理費が発生していることもあるので注意
私は友人のお寺の納骨堂契約を作り直してあげたことがあります。
今はお寺もこうやってきちんと檀家さん(ご門徒さん)とやり取りする時代だなって。
きちんと不備がないように契約書を交わさないとねって。

お墓は祭祀費
これは「相続放棄」できないんです。
なぜなら、相続税がかからないから。
ってことだと、誰かが家族の中でお墓を受け継がねばならないわけです。
先祖代々のお墓で、大勢の人たちがそこに入っていたらどうなりますか?
想像してほしいのが墓終いです。
全員の関係者たちのハンコが必要だったりします。

2012年に訪れた宮城県石巻市の北鰐山墓地みたいなところもあります
墓を終わらせるには手続きが必要
改葬手続きというのがあります。
お客さんで、お寺のお墓で親族一同が眠っているところがあって、
関係者が何十人もいて許諾が必要となりました。
もうこれは放置するしかないわって助言したこともあります。
もう今の時代では、お墓は負の資産です。
お子さん一人だと、ぜんぶそこにのし掛かります。
親戚の分まで。
それなら、散骨と手元供養だけでいいじゃないって。
心の中で手を合わせていれば。
もちろん、物理的なお墓で「個人墓」なら問題ないわけです。
そこに大勢も入るから問題が起きる。

必要な人はお墓を用意すればいい。
民間のお墓は亡くなる前から購入が可能。
でも金額が張ります。
公益のお墓は亡くなってからでないと申込みができないところ多い。
しかも公益は抽選でいいところ(有名なところ)は倍率が高い。
何年も先までもお墓を建てることができない人もいます。
墓地開発にお寺の名義貸しは違法
YouTubeでお寺がどこかの開発会社と共同で墓苑を作ったとか流れていましたけど、寺院の場合、名義貸しをしているところは違法です。
名義貸しではなく、お寺が責任持って費用を負担するならいいけど、
墓地の採算は合うのかというと・・・疑問が生じます。
うちの提案としてはWEB3ベースのお墓で、墓誌も作れますし、
ブロックチェーン上なので、QRコードさえわかればほぼ永久に存在します。
この説明をするのも、この場ではやりませんけど。
https://web3-h4o20vc.gamma.site
ようするに自分の代でお墓(遺骨の処理)ができる仕組みを作っておけば
自分がお一人様になっても処理できるわけです。
もし自分がたった一人だとしたら、死後事務委任契約で散骨費までプールしておけばいいのですが、いくらかかるかという疑問があります。
昔の互助会システムで500円の掛け金、2口から60回払い(合計6万円)で葬儀を出せる時代のもので、それを互助会は受け付ける必要があるにんもかかわらず無視している。
これは経産省(当時の通産省)の読みの浅さ(経済発展による物価高騰)で冠婚葬祭(お葬式)に対する割賦販売法を適用させたから。
これもまた長くなるので割愛します。
最後に
引き継ぎたくない墓は終わらせることが2025では必要事項ではないかと。
引き継ぎたいお墓は絶対に引き継いでほしいです。
そこは人間と文化としての役割でもあるから。
家族が仲良くお墓の前で集まれることができればいいけど、そういう時代は過去のものに感じています
だからこそ手元供養で済ませるほうが、今後の核家族の課題もクリアされるし、嫌いになった旦那や旦那の家族のお墓に無理して入る必要もなくなります。
そもそも、奥様が自ら信仰していた宗派と旦那が一緒ならいいけど、そうでない場合、他のお教を読み上げられてイヤだったという人も少なくないと意見も聞いてます。