日本葬送文化学会という、葬儀の文化を研究する日本唯一の学会がある。
今のところ、私はそこの副会長を仰せつかっている。
まだ登録団体ではないのは研究者が合計140名いないからだが、学会として活動している。
私はそこの事務局をもう一人と一緒に運営している。
しかもボランティアだ・・・月に二人で120時間も費やすくらい問題がある。

私が会に所属したのが2005年からだ。
長年のこともあり、父も立ち上げのときからいたから、私も参加したら即座に理事に任命された。
2005年といえば、私が日本外国特派員協会に所属した年でもある。
FCCJもこの学会も父が入れと引っ張ったからだ。
今はFCCJも抜け出せない状態だが、何かとFCCJは便利に使っているのは、特権階級みたいな利用方法ができるからだ。実際は使い勝手が悪くなる一方でブチギレ寸前でもあるのだが。

会員でなければ入れないところなので、
自己満足的な使い方ができる(笑)


そもそも、ここは単なる研究会から38年前(1985年)に始まった。
発起人はもう亡くなって、うちの爺様の代からの知り合いだ。
そう、今は私は葬儀社の社長ではないが、葬儀社の社長としては5代目なんだ。
発起人とのお付き合いは、息子の代を入れると4代だった。

実家はもっと古い。
多分、繋がりは旧家の和田家だろう、そして和田義盛まで辿れるかと思う。

なぜそう思うかというと、爺様の代のときに税務署が過去帳やお寺や神社で香典を管理する音信帳(インシンチョウと読む)にて6代も遡り、とある神社の境内(土地)をうちが相続しているはずで、5年間の固定資産税と延滞税を払えといってきたからだ。

うちの爺様は自分から数代前のことは知っているから、予想が着いたらしい。
だが、神様の土地を奪うことになるのと、払う意味がなかったので、拒否した。
まぁ、税務署も当時は暇だなって思った。


話を戻そう

本来なら3月決算で5月末に総会をやる予定だった。
これが通年のやり方だ。
何十年もそうやってきた。
今年な日程が合わず、来週に伸ばした。
伸ばしたのも私、事務局の一存だ。

去年の総会も当時の会長が何もしなかったから総会が成立しなかった。
急きょ、動いてくれた愛知の葬儀屋さん(出雲殿さん)が取りまとめて、総会中に委任状を集めてくれて成立した。
自分の総会なんだから、委任状と集めとかやれよ!って。
そんな会長だから、誰も手伝わない。
そして私に押し付けていく。
まぁ、処理できるからだろう。

考えてみても、やっていることはオママゴトなんだよ。

photo of girl in plaid dress playing with kitchen toy
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コロナ禍でデジタル運営をしてきたのは、誰でもなく私だからだ。
それを見ていると、みんなデジタル苦手の人たちだ。
葬儀業界そのものが未だにファクス中心で動いている。
しかも上場企業ですらだ!

ファクスを利用する理由があるのは、文字の確認が容易であるからだ。
それは人の名前に問題があるから、誤字があってはならないから、生花の注文とかファクスは証拠となる。


さて、なぜ疲弊しているかというと

委任状集めだ

毎年のことだ
もっと簡素化できないのか?
頭の悪い人たちの運営のし方だ。

そもそも、事務局は私と神戸のお寺さんで二人で運営している。
毎日、彼女(尼さん)と何時間もチャットしたり文書作成したり、メール対応したりしている。
対内外事務処理や問い合わせも、定例会のビデオの編集まで二人でやっている。

会員は140名以上いる(文屋さんとかにメール案内している人たちはもっといる)。
今まで事務局費をもらっていた時代もあったが、その労力には見合わない。
当時は80名くらいしかいなかった。

過半数を集める必要がある

141名いるが議決権をもつ会員数が131人(名誉会員、海外会員は会費がないから除外)。
すると過半数は66人だ。
なかなか集まらないんだよね。
FCCJも同様で、過半数を集めて、議題に関して議決を取り集計を出すのがすごく難しい。
それも選挙管理委員としてFCCJで経験している。
経験値だけは豊富だな(笑)


コロナ禍でオンラインになって参加者が圧倒的に増えたのは、Zoom会議で地方の方々も定例会に参加することが出来るようになり、圧倒的に皆さんの満足度があったから、参加者が増えた。
そして、YouTube効果もある。
私と彼女でビデオを編集し、皆さんにメールで連絡する。
そうすると、定例会に参加できなかった人たちも勉強のために見るようになった。
そして、他の関連ビデオも付け足すと、それも見てくれるようになる。

しかし、会費が20年前からほぼ変わっていない。
物価が上昇している、会員も増えている。
増えている分、余裕が出来る・・・わけない・・・
なぜなら会誌の発行部数も増えているし、配送費、印刷物の管理費、更に細かいことが多くなった。
より細かい配慮が必要になったから工数も圧倒的に増える。

無責任な会員が所属や住所が変わって、連絡しないのもいる。
何度も請求書を送らねばならない人もいる。
行き先を失った配送物が日本橋事務所へ戻ってくる。
それを私が毎回、茅ヶ崎から出向いて確認しにいったり、本人の所属変更にて会誌が戻ってこなかったものを引き取りに行って、謝って、またそれを再配送したりする。
郵便物にはお香典の返礼品もある。
どうしたらいいんだ?
お香典を出すのをやめようってことにした(これも総会事案)。
葬送文化を研究する団体がお香典を否定するのもなんだか・・・
その代わりにご供花を送ろうって。

事務所は、レンタルオフィスのWis Squareだ。
スタッフの人たちはとても親切だから好きだ。
我々が借りるようになったのは、最初のオーナーが葬儀関係者だったから、紹介してもらった。
うちらが使う前から、私はWis Squareの存在は知っていたのは、友人がそこを利用していたからだ。
でもオーナーが変わったから、義理もないからそこを出ようかと提案した。
そのほうがコスト削減になるってことで。
そして今月から電話とファクスも廃止した!
そしたら2万2千円の減額!\(^o^)/

これからは、メールで問い合わせをしてこい!この大手マスゴミ文屋ども。
気づいたことは女性記者はメールが多く、礼儀正しい。
だから事務局としてもできるだけのことをしてあげる。

男性は確実に電話だ。
女性のほうが配慮があり、スケジュール配分を理解しているなって。
男性は「今!」って・・・バカか、こいつら?って。
そんなに急ぎなのか?

事務所移転に関して色々と計算していて、出るのはいいけど、他のコストもかかるなって。
連絡とか印刷物とか・・・あー、面倒くさいとなった。

そして、今期はやめようと事務局判断をした。
名刺の利用は禁止にした。
ロクでもない。
使いたがる人がいる。
会の名前がないと、あんたは何もできないのか?
あんた宛の郵便物が事務所に届くんだよ!
他のものが届いたら、次回取りに行って中身を確認して捨てる。
大体、展示会の案内だったりする。

まずは不要なロッカーを解約した。
意外と色々なものが出てきた。
これを私へ宅急便で送ってもらい、仕分けして、ゴミは処分した。

次に電話・ファクスを解約。
これでかなりの出費が抑えられる。
もっと安くて、100%バーチャルのところもあるし、全国の会議室を使えるところもある。
だが、もう会議室を使うことはないだろうと。

ZXY(ジザイ)が同じ建物に入っている。
以前はそのフロアもWis Squareだった。
しかし、会議室だけを利用するなら、その都度Instabaseで登録すればいいかって。
場合によっては「鉄カラ」でもいいじゃないかって。
でもロクなところがないわ・・・安かろう、悪かろうだ。


そんな中、疲弊している理由は、理事会がまとまらないからだ。

議論もまともにできない。
Chatworkに移行したが、議論をしてはならないと・・・
どこで議論するの?

まとまる以前に議論ができないのが一番の問題である。

なんでも会長は理事会でと・・・
私からしたら理事会は議論する場所ではなく、決議を取るところだ。
そうしないと進まないし時間もない。

事務局は報酬なしで運営している。
ここが大きな問題だ。
しかも二人の合計時間は

月に120時間を超えていることもある

会長判断でナンとか進めて欲しいが、理事会でという・・・
透明性を求めて、理事会かよって・・・
いやいや、それならChatworkで議論すればいい。
Chatworkは情報を流すだけのところだと・・・
それならメールと変わらん・・・イミフだ。

書類も揃わない。
だからこの数年、私が総会資料を作り上げている。
台本まで作っている。
議長は誰にするか・・・やっと決まった・・・
監査報告・・・監査役員が欠席届けで委任状を提出してきた。
もう一人の監査は連絡がつかない・・・
もう無理だろう。
でも監査書類にOKをもらったから事務局側で読み上げたらいいだけ。

ちなみに、司会はこの数年、Zoomになってから私がやっている。
それもおかしなことだ。
ナンでも私に振ってくる。
おかげで、百戦錬磨になったけど。
だから、他の人達のやることがママゴトに見えてウザい。

military sniping near rock
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委任状の提出を促しても返事がない。
メールを見ていないのだろう。
会長が数名に電話したらしいけど、音信不通。
私も個人的に数名に連絡した。
皆さん、「今日中に出します!」って返事をいただく。
面倒くさいから、このメールに「委任、◯◯」そして署名(なんでもいいから)返事をくれたら済むのに、「出します!」って返事は届いたが、それっきり。

やっと出してくれた人もいる。
ありがたい。

本当はみんな、もう関わりたくないんだよ。
だって、みんな疲弊してしまったから。
人を使い倒すのはこの会のお家芸みたいなもんだ。

だから、去っていくんだよ。
自分の会社の所属の区分もきちんとわかっていない人もいる。
法人で、正会員もいるのは、会社ではなく、個人で入っているから。
それは、それでいいんだよ。
どうせ自分一人しか参加しないんだから。
でも理解してね・・・本人たちがきちんと自分の区分を把握していないと総会で集計が難しいんだよ。

私も一人親方みたいなもんだから、法人で入っていても「正会員」扱いで一人参加にしていた。
私の場合は、数年前に、友人たちと一緒に葬送文化を本格的に研究するための事業をやるとなったので、代表で私が法人扱いで入ることにした。
そしたら、みんなで定例会に参加できるし、自分がいないときにサポートで入ってくれるからと・・・
その人達、全員消えた。
自分たちで支払って身銭を切ることをしない限りは何も実らないんだよ。

さて、問題の学会の委任状集め・・・
音信不通が多い。
だが、何名(何社)は連絡を入れたら、気持ちよく出してくれた!
本当にありがたい。
それは私が個人的に動いていたこともあったからだと思う。

とある上場企業にもメールを入れた。
すぐ出してくれた。
問題はメール。
みんなに配信はBCCで送っているから届かない人もかなりいる。
あー、面倒くさいわ・・・
そういのでCombizとかMailChimp、Benchmark Email Appなどを使いたいけど、それはアカンと。
個人情報保護の立場でいうと外部へと・・・
いやいや、そもそも、GMAILを使っていることが問題だろと。
Mailchimp活用できない、モンキー・ビジネスの学会だ。

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上場企業だからこそ、会長から連絡して欲しいと伝えたが、会長は個人的に知らないから連絡取れないって言われた。
事務局から連絡してくれと・・・
個人的にって・・・学会の会長だろ・・・
みんな会長のことは知っている。
事務局員(副会長)であっても、会長はテレビや新聞にも最近出演しているから知っているじゃないか。
うちらはバックヤードで支えているんだよ・・・

すごく失望して悲しくなったよ

妻に言ったら「メールとか書いたことないんだよ。そういう作業をしたことないんだよ」って。
そういう問題か?
会長も某社の社長だよ?
某業界の会長や副会長、理事もやってきた人だよ?


さて、そのGMAILでGASを使って配信しようと思ったら、Quotaのキャパオーバーになる。
一日に配信できるメール数が限られてしまう。
それなら、こっちでメールサーバを建てられるサーバに切り替えたい。
メーリングリストやメルマガを配信できるサーバを借りて、きちんと自分たちでホームページを作って管理出来る仕組みを作りたいと・・・予算ない・・・

今のところだとかなり面倒くさい。
面倒くさいどころかできないし、理事会も理解してくれない。
説明するにも疲れたからできない。
ロケットを打ち上げるための会合ではないんだよ・・・
しかし、ドメインを変更するには、登録しているサービス・プロバイダ(Onamae.comやGoDaddy.comなど)の変更せねばならない。

そして、そのレンタルサーバ運営会社も面倒だ。
ここも紹介で利用している。
対応はイマイチだが、仕方ない。
お友達価格でやってもらっているらしい。
周囲がみんなこのレベルのオママゴトだからシステムを簡素化できない。

自分が管理しているなら、ぜんぶ一発でやるけど、アクセス権ないものは動かせない。

Zoom、Dropbox、Chatwork、ドメイン名などみんな個人で負担し、個人取得。
それを立て替えて、後日精算している。
そめて、ドメイン名だけ私が管理できれば、素直にすべてを移してしまうのに。

昭和時代のやり方をそのまま令和に引き継いでいる。
つまり、平成で言えば、今年令和5年は平成35年だ。
やり方が35年前以前のモンキー・ビジネス。
1985年に発足した会、そのまま運営携帯がストップしているんだよね。
自分が大学1年のときだ。
まだモデムが1200bps、インターネットなんて言葉がなかった。
しかし自分はネットですでにやり取りしていた。
wwwもなかったがDARPA-NETは存在した。

white switch hub turned on
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昭和から見たら、明治時代のやり方だ。つまり年号2つ戻す。
令和→平成→昭和は、昭和→大正→明治となんの変わりもない。
しかも今はドッグイヤーどころかマウスイヤーで超高速で世の中が動いている。
それに追いつけないアナログのロートロが牛耳っているから進まない。
進まなくてもいいものもあるが、決断だけは早くして欲しい。
文句を言ったヤツがやらねばならないから、誰も文句を言わないんだから。


こんなのを書いている間に夜が明けてしまった。
人類が大切にしないといけないのはサステナビリティである。
日本語で言えば、「持続性」だ

持続性が失われると、色々なものが崩壊する。
崩壊してからでは遅い。

そもそも、去年の日本の「平均」企業寿命が23年だ
毎年、短くなっている

それは、世界一古い会社、日本の金剛組(幾度も再建している)も入れての平均だ。
スタートアップなんか1年持つか・・・
平均寿命が3〜5年。10年も持つ会社はほぼないらしい。
持たなくても、その事業が引き継がれているならまだしも、そうでもない。

人のことはあまり言えない。
自分も多くの会社を設立して潰したり、家族関係のトラブルで精算している。
そういうのも入れたら23年だが、実際多くの会社の寿命が10年前後だろうと思う。

トップに立つ人がどういう人かで変わる。
責任をきちんと取り、弾除けになってくれるリーダーならいいが。
そのリーダーが倒れたら、その会社もオシマイだ。
税制度も日本は最低だから、尚さら続けるのが楽しくない。

長者三代ってのは、おカミが根こそぎに奪うからだよ。
相続税で土地がどんどん半分以下みたいにされていくからだ。
日本人、疲弊しているんだよ。
悪い仕組みから古い連中が抜け出せないから。
ブレイクスルーってなに?

person holding silver pen signing photographers signature

税制改革と政府の現金主義意識からの脱却が必要不可欠だ。
そして、電子的書類の活用がキーだろうと。
まず、税制改革もそうだが、日本人の奴隷マインドをナンとかしないと。
そして、相手を疲弊させる仕組みをやめる。
アホ極まりないなって常々に思う、この令和5年になっても、昭和と同じやり方。
しかも、日本の法律は明治時代に作られてそこから進歩も少ない。
細かい改正はあっても、未だに馬車を引いている感じの法律だ。