2021/11/01

読者の皆さまに冒頭にお伺いします。

汐風(潮風)はお好きでしょうか。

もちろん時と場合ですよね。

 

私は湘南生まれで今も湘南に住んでいます。
しかし仕事の都合上、大半が東京の上野(御徒町)、しかも秋葉原から徒歩数分のところにも暮らしています。

子どものころ、親の教育方針のために海外、しかも子どもたちだけで留学した経験もあります。まして私は弟たちの面倒を見る羽目にもなりました。
日本語しかできないのに、子どもたちだけを海外の全寮制の寄宿舎がある学校へ留学させた親、一体どんな人だろうと皆さんは思われますよね。


自己紹介させてください。
和田裕助と申します。
2021年4月にある企画に乗り、自費出版をすることになりました。
タイトルが「死神と呼ばれた男」です。この本に私の人生の多くが語られています。
英語名では「The Man Who’s Called The Reaper」です。

死神と呼ばれた男の本を持つ和田裕助
https://amzn.to/3vb0A1r

 

実は英語版も2021年9月に出版しまして、出版会見を日本外国特派員協会(通称「外国人記者クラブ」)で公式会見をさせていただきました。

日本語版はAmazonにて発売中で、英語版は私がすべて保有しています。


実家が先祖代々葬儀社を営んでいまして私も葬儀社の社長でした(過去形)。
エンジニアでもあったので二足のわらじを履きながら、葬祭業向けのシステムインテグレーションの会社も経営しています。
今はその会社のみで、現代葬儀の裏方をサポート、さらに葬儀とは関係ない様々な分野の会社さんの営業顧問をさせていただいています。

 

さて、冒頭の質問で汐風について皆さまの結論は出ましたでしょうか?

ところで潮風と汐風の違いはご存じでしょうか?

漢字を見ていただければわかるかと思います。
朝か夕に海から吹く風です。

先ほど私は湘南生まれで、湘南で暮らしていると申し上げました。
湘南と言えば多くの方々の憧れの地。
夏の海、サーフィン、海岸線、江ノ島、烏帽子岩、そして爆走族などのイメージがあるかと思います。忘れてはいけないのは汐風です。

夏の湘南(鵠沼海岸から茅ヶ崎のサザンビーチ)のサーフィンで言えば、地元は朝イチ(夜明け前から)がベストです。
風向き(北風)もいいので波の形もよく、人も少ないので思いっきりサーフィンをすることが出来ます。
そして6時半までには海から上がって会社へ出勤する。

汐風は湘南生まれの心にやすらぎを与えてくれることもあれば、塩害などもあります。
ましてうちの実家のビルの空調機の室外機は屋上に設置してあり、しょっちゅう塩害で故障していました。夏場に台風が直撃すれば、車は塩でベッタリ真っ白になるくらいです。

夏場は南風が吹けば洗濯物は湿って乾かず、更にしょっぱいニオイがついてしまいます。

そんな中、汐風は何をしてくれるか。

汐風というタイトルは色々な思いを含めてつけたタイトルです。

汐風というのは一日の終わりへの連想も込めて付けてみました。
その心は、私は先祖代々の葬儀社の家系で生まれ育ったから、夕刻(終わりのほう)を注目しました。

このエッセイの内容は、私が今まで携わってきた葬儀と技術の話になります。
おそらく、多くの皆さまが日常的に触れない世界の内容かと思います。
私も葬儀社のグループ会社の社長をやっていたころ、年間900件前後の葬儀を施行しておりました。大きい、少ないは葬儀社の規模にもよりますが、中堅どころの会社でした。

先ほど「過去形」と書いたのは、4年前に家族間で葬儀を直接行うことを手放したからです。一言でいえばお家騒動。これに関しては良し悪しがなく、時代の流れであったのだろうと。

ゆえに、今は葬儀を直接受けておらず、その前後の人たちや葬儀に関わる会社さんたちのサポートをさせてもらったりしています。とくにネットに関しては。

汐風は悠然と時が流れるようなイメージで1年間進めたいと思います。
毎月1回、合計12回の死に方改革®エッセイの連載になるように考えております。
どうかお付き合いくださいませ。

 

2021年11月1日

和田裕助