新年あけましておめでとうございます

今日はすごく良いお天気です。
皆さんは初日の出を見ることが出来ましたでしょうか?
あいにく私は4時に寝て目が覚めたのが6時過ぎで、間に合いませんでした(笑)

今回は新年なのと朝なので「潮風」にしました

茅ヶ崎で大晦日に雪がチラっと降った
やはり寒いなと

別のブログにも書いたのですが、日本のお寺が疲弊していることを。
私は聖職者でもなければ、教員でもない。
先祖代々と葬儀社を営んでいる家系に生まれた元葬儀社の社長であり、現在は様々なコンサルティングを行っている会社の社長だ。
しかし、学生のころから宣教師になれば向いているよと言われて、今も坊さんになればと言われる。

和田家の家訓として「先生たる者にはなるな」と教えがあった。
それは大間違えだと常々に感じていたことだが、父も祖父も「先生」たる者を軽蔑していたので教師、医者、政治家、宗教家にはならなかった。
もっとも学問に進んでいたら食っていける自信はなかった(日本では給料が安すぎるのとこき使われるだけの生活になる)。
それでも、今は日本葬送文化学会という日本で唯一葬儀を研究している学術団体の常任理事をやっているが、ここは全員手弁当。

話を戻そう。

たまたま聞いたポッドキャストでTemple Morning Radioの出演者の僧侶が経営難で宿坊を作ったと。
そこのお寺はお布施では電気代が払えなくなるくらい疲弊していたと。

その住職、思いつきで「やずブータン村」を作られて(その当時はブータンとは全く関係性がなかったと!)、ブータン王国から王女まで訪れることに。
今では宿坊と日帰りイベントを開催しているけど、やはり過疎地(鳥取県八頭町)なので冬が豪雪地帯だし、あるものは田んぼと畑ばかりでテレビで取材を受けたがなかなか起動に乗らない。

https://note.com/pilgry/n/nb8660a2df78b?magazine_key=m6cd9c95f8001

お寺の経営は簡単ではない。
とくに過疎地で人がいないところでは、パイの奪い合いにしかならない。
そもそも、人がいないのでパイすら小さい。
お葬式で稼げるほどの人(檀家や門徒)がいない。
そしたら外からの人をあてにするしかない。

まさしく今の日本じゃないか!

我々、日本で暮らす人たちで労働人口を考えると99%以上が中小零細企業で働いている。
大企業は1%弱である。
雇用は中小零細企業で70%、大企業が30%を賄っている。
しかし、人口は減る一方だし、福祉も減らされていく。
外国製品のほうが安い、労働力も安いが日本には品質だけでなく耐久性もあったり、信頼もあるし、おもてなしもある。
いわゆる精神論の世界に近い状態だ。


田舎が放置されているのは魅力がないのではなく、働く場所を作ろうと企業がしないからだろうと。
10年前に民主党政権が補助金をカットして日本の最後の半導体メーカーであったエルピーダメモリが倒産した。
このようなツケというのはすぐには現れず、10年くらいしてからやってくる。
それが今の現状で世界が半導体不足に陥っている。
日本は半導体製造装置メーカーがある。代表するのは東京エレクトロンやそのグループ傘下のアプライドマテリアルズジャパンがある。
これらですら対応できない状態だ。

政策(永田町)の問題よりも官僚(霞が関)が牛耳ってあらゆる発展を妨げているのも知っている。
とある技術でほぼ永久機関で無限の電気を作れる装置が開発されたが、開発者と大学でこれを国内で公表して発展させたくないと言われた。
その技術は今は環境の保全のために台湾で利用されている。
結局経産省に潰されてしまうからだと。

実に残念な国になったのは言うまでもない。

今年はそういう状態から脱却できる年でありたい。