9月3日の日曜日に岩手県の選挙がありました。
今回は自民党と立憲との競争でした。
普段なら私は岩手県のことなんかあまり関係ないのでスルーしますが

最近は青森県八戸市に行くのと、岩手県とも関わりがあり、更に田舎の商工会議所の問題があったので、東北の知事の一人と関わることにしました。

7月19日に日本外国特派員協会(FCCJ)にて岩手県の営業で知事が訪れたので、早速質問をしてみました。

Tasso Takuya, Governor of Iwate Prefecture

私は過去に岩手県を一度くらいしか訪れたことがなかった。
しかし、7月1日に友人の対馬ルリ子先生のお手伝いで八戸に訪れることになった。
岩手県には10数年前にクラシックカーのイベントで東北の青森県、岩手県、そして秋田県のツーリングをすることがあり、それまでは縁がなかったところであった。

現地に訪れて、りんご農家がたくさんあり、花巻市は高速道路、空港、新幹線も止まるところだと知ってかなり利便性がいい場所だと感じた。
そして桜もたくさん咲いている(私は桜花粉アレルギーなので、お花見はしない)。

FCCJの会見で知事に質問をしている

さて、話は飛ぶが八戸に行くことが多くなったのは、2つ理由がある。
一つは友人である銀座で産婦人科を営んでいる対馬ルリ子先生のご実家を女性のみのシェアハウスに変更されたので入居者が欲しいとのことで、支援として6ヶ月「用心棒」として契約することにした。
実際、賃貸契約をせずに、そこに宿泊は月に1度あるかないかで、ただの利用者として登録してとお願いをしました。
訪れるときは、シェアハウスで使える支援物資(掃除機やアイロン、その他の機材)などを届ける。

支援をした理由は、現在、私の仕事はAging Tech関係をやっていて、Fem Techも取り入れることでマーケットが拡大するのとで、互いにWin-Win状況が作れるからだろうと。
ここを女性起業家のインキュベーションハウスに発展させたい。この案を伝えたら早速対馬先生がインスタライブで皆さんにお伝えしていました(笑)。

しろがねハウスから放送

そして、対馬先生を外国人記者クラブでFem Techのことで講演して欲しいのもある。

もう一つは、新城の友人で八戸を通して青森再生プロジェクトに参加したから。
青森でもできる、青森だからできる、そして青森でなければできないという仕事を作る。
これが上記の対馬先生の女性支援のインキュベーションハウスにもつながる。


そして岩手県とどう繋がるのか?

八戸というと他の「へ」はあるだろうと。

一戸、二戸、三戸、五戸、六戸、七戸、八戸、九戸がある。
ないのが「四戸」のみで、存在しない理由は様々な理由を見る。
一戸、二戸、九戸が岩手県であり、他が青森県だ。

岩手県から出ている情報に詳しく書かれているのでご参照していただきたい。

https://www.pref.iwate.jp/res/projects/default_project/_page/001/014/672/chimei.pdf

そんな中、達増知事の再選が気になっていました。
実はFCCJで会見して名刺交換をしたあとに、岩手県知事選じゃんって・・・

おっと〜!
メディアに取り上げてほしい悪あがきか!!!!って

まぁ、マンマと乗せられたかな?
しかし、選挙のことは会見で一言も言わなかったのが偉い。
そのおかげで岩手県と更に青森県も含めて知事の影響力を発揮してもらうことが出来たので。

そもそも、なぜ知事がFCCJに来られたのか?
要するに知事は県の顔ですから、県の営業マンってわけです。
県に人を集めたいから、岩手県は凄いところだよっていいに来られたわけです。

私も岩手県、とっても良いところだと思っています

紫波サービスエリアにて

小沢一郎は別問題(笑)


宮崎県の元東国原知事(そのまんま東さん)が宮崎県のマンゴーやシーガイアなどの観光に来てもらうように営業されていたのは憶えていらっしゃいますでしょうか?
産地のものを買ってもらい、宿泊にきておカネを落としてもらいたいわけです。

知事として、税収がナンぼなんです。
企業がいておカネ回しと雇用を作ってくれることが大切なわけです。

しかし、企業が田舎にいくのはものすごくハードルが高いわけです
今回、八戸で問題になったのが商工会議所です。

八戸市、青森市、青森県のすべての商工会議所が起業しても半年間は仲間に入れてくれない・・・
どういうこと?

さて、他の県はどうなっているか調べました。
まずは岩手県のことなので、岩手県のみを記載いたします。

  • 盛岡は市内、近隣ならいつでも入会OK
     
  • 花巻は誰にでもオープン
    花巻市は高速道路がある、空港もあると先ほど書きました。
    高速道路にはI/Cが3つもある
    東北自動車道ICが花巻、花巻南、花巻空港
    JR新幹線も止まる
    ないのは大きな港くらい
     
  • 奥州は地区内に限定
     
  • 宮古は入会方法すらホムペに記載されていない、入会申込書は発見した
     
  • 釜石、一関は6ヶ月間の期間がないと入れない
     
  • 大船渡にはどうやって入会案内も申込書すらない

どういうこと?ってなります。
県内の人が独立、起業しても、仲間に入れてくれない。
それは既得権益があるから、そういう人たちを入れるのを極力やめさせようということにしか取ることができない。
つまり、心とケツの穴の狭さが露呈している。

やはり田舎でムラ社会なんだなって。

これは青森県も変わらなかった
起業してから半年経たないと商工会議者に入れる資格がない。

まずこれがどれだけマズイ問題か。
零細企業や個人商店ならなおさら、起業したらすぐ他のメンバーに自社や仕事を紹介したい。
そのための商工会議所なんだから。

それが出来ないってどういうことかというと、余程コネがある人や運が良いとかでないと田舎では仕事を得るのが難しい。
ネットで宣伝(インスタグラムやFacebook、YouTubeなど)もあるがそもそも人がいないので難しい。

もちろん、助成金を得たいなら入会して半年くらい経ってでないと、ただの助成金泥棒に成りかねない。とくにコロナ助成金でもらって、返却できないので、どんどんわざと倒産させていく人たちが後を絶たない状態だ(見ているとそんなのばかり)。

助成金をもらって逃げられるのは悔しいよね
火事場泥棒みたいなことをやっているとしか言えない
もちろん、ガンバったけどダメだったというのは仕方ないけど

助成金にも色々あるから、きちんと見ながら使い分けよう
それには商工会議所に入って、役員でもやればどんどん仕事も情報もつながる
とくに小さい市町村なら、喜ばれるが色々と押し付けられることも多い・・・

ちなみに私はそういうシガラミが大嫌いで、茅ヶ崎商工会議所には断固として入るのを拒んだ。
当時、すごく上から目線で「台帳を作って名前を入れたから、商工会議所に入れ」って指示があったから。

だが、今年の4月から在日米国商工会議所(ACCJ)には所属しました。
それは、私がそこでセミナーをしたからです。

そんなことで、商工会議所に入れてもらえなかった八戸でのプロジェクトもあって岩手県も調べたので、達増知事にドナいなんててんねん?って。

その後、スムーズに動いてくださったので、知事にすごく感謝しています。

私は岩手県の有権者じゃないから、再選おめでとうございますって花束を贈りたいと思ったくらいです。
実際、立憲民主党だから、私はイヤなのですが(今の自民党もすごくイヤだが、うちの選挙区の神奈川15区は河野太郎氏しかいないのよ・・・)、今回だけは知事に感謝。

あと、青森県の宮下りんご知事にも一言挨拶したいくらいだわ。
実は有楽町にいらっしゃる。
それも今月24日に。

https://www.aomori-life.jp/event/ijyuevent/detail.php?id=1223

私はまた月曜日の夜中1AMくらいから八戸に向かう予定です。
10時間くらい掛かる(750Km)なので。
そこでお昼から青森県のプロジェクトでシェアオフィスの活用と事業検討や提案をする。
ついでに私が関係する「しろがねハウス」のことも紹介していこうと。

でも、岩手も久慈琥珀もあるし(産業としてはすごく小さいけど)、農業が盛んだ。

青森も漁業だけではなく、鉱山がある。
しかも日本一標高が低いマイナス107メートル!

こういうのは大企業だが、小さいところが何ができるか検討していく必要がある。

実際、東北全土で元気になってもらいたいと思う。
インクカートリッジが新潟から岩手に移動したら(これも中越地震でリスク回避)東日本大震災で工場が止まってしまったのと、中国クライシスで問題があったり、半導体不足もあったりして製造業は大変である。

個人的に達増知事の政策には興味がなかったけど、今回の商工会議所入会拒否問題に動いてくれたようなので感謝したいと思って、これの投稿を書いた。

次は青森県の宮下りんご知事だ。
こちらは24日で有楽町で開催されるU/Iターンのイベントだ。
実は対馬ルリ子先生は奥入瀬サミット以外に青森県の観光大使ではないが、それなりのことを請け負っていらっしゃると聞いていて、この問題は宮下知事には伝えているはず。

田舎の商工会議所よ、もっとオープンになろうぜって思った

藤沢市は花巻市と同様にいつでも誰でもウェルカム。
茅ヶ崎市は盛岡市と同様にそこに事業があるならウェルカム。

11日の月曜日は大人の遠足にはならないのと、先週の2日・3日も残念ながら一人で行ってきただけでしたが、しろがねハウスの管理人さんの八戸のご自宅に英国からホームステイしているハナさんと出会えた。